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「ぬうカフェ」レクチャー終了(9/19)

気がつけば展覧会がスタートして本日が122日目。
あと6日で展覧会が終了してしまいます。
寝ておっぱいを飲むだけだったモモが、ずりばいで部屋中を動き回り、アオの玩具を口にしてはアオにおこられ、随分成長しました。

本日、「コレクション展1 ぬうNous」関連プログラム『ぬうカフェ・レクチャー』がありました。
タイムスケジュールはこんな感じ
14:00-14:30 トーク「モンデンエミコの刺繍日記 122/128日を振り返る」
14:30-15:15 「ぬう」展レポート+レクチャー「手芸とアートの深い関係」
15:15-15:45 ぬうカフェ・フリートーク

▶学生時代に金属彫刻を作っていた私が、なぜ紙に刺繍という手法で作品をつくっているのか、私の制作は生活が密接に関わっていて、そこからできたものは作品なのかゴミなのか、不安になることがあるなど、会場のあたたかい雰囲気もあって、感じていることを素直に話ました。公の場で自分のことを語ることは、大変貴重な機会でした。

▶山崎ゼミの学生さんのレポートは面白い視点で、作品について完結に語られていました。その中で、私の作品については「“私と子ども”“私と日常”が赤い糸で繋がっている」という見解を聞いて納得でした。赤い糸のお陰で“私とトーク参加者”が繋がったわけで、これからどんな繋がりができていくのか楽しみになりました。

▶山崎明子さんは「手芸とアートの深い闇」について語られ、かわいらしいその声から聞こえてくる話はどろっとしており、歴史からみる手芸の世界やメインとサブカルチャーの関係性など、まだまだお話を聞きたいぐらい興味深いものでした。

最後に参加者の方が付箋に感想や考えたことなどを書き込み、それを発表するという、参加型のトーク。大学で授業をうけているような、頭を振る活動させる時間で、私にとっては夢のような幸福な時間でした。

キュレーターさんに今後刺繍日記は続けますか?と聞かれ「10年は」と話すと「20年 子どもが成人するまでやるべきだ」との激励をもらい、私の刺繍日記はまだはじまったばかりなんだと実感しました。

本日参加してくださったみなさん、そして山崎朋子さんとそのゼミの学生さん、そしてキュレーターの高橋律子さんと会場運営を手伝ってくれた金沢美大の学生さん、本当にありがとうございました。

写真:9/19刺繍日記とホワイトボードは参加者の意見20160919b