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刺繍日記でモモ1才を振返る。

刺繍日記を初めて469日になります。

先月末、長女モモが1才になりました。
この刺繍日記を1日1作品綴るようになったきっかけがモモでした。

出産6時間後、病院の布団のなかでチクチクと紙に日記をぬい綴っていました。
母には出産後、目を使う作業をすると身体によくないからしないように言われていたのにも関わらず、興奮と感動で様々な気持ちを整理するかのように縫い、気がついたら疲れ果てて、糸も切らず眠っていました。
この針が糸についたまま だらーん となっているのがまるでへその緒みたいで。

あれから1年、小さなては肉付きもよくなり自分の意思でしっかりと動かすことができるようになりました。私の刺繍日記も少しだけ、力強くなっている感じがします。

子育てしていると毎日が驚くぐらい忙しくて、日々の記憶を自分の中にとめておくことができません。忘れたくないことや、記憶しておくべきことも沢山あるはずなのに、目の前の事でいっぱいいっぱいになってしまいます。だから私にとって、忘れてしまう記憶を作品という形で綴っておくことが大切なのだと、二つの作品をみて感じました。

春らしい陽気。「ママあそぼうよ〜。」とアオに言われながら20分だけ時間をもらい、少しだけ今の気持ちをまとめてみました。みなさん良い1日をお過ごしください。

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2016年2月27日(土)
晴天 最高気温10℃ 最低気温3℃/手がしわしわ 手がしわしわ 手がしわしわ。ようこそ。顔を見た時、うれしさのあまり笑った。赤くてたくさん声をだしてオギャーとなくあなた。かわいいしか、言葉がでてこなかった。(出産6時間後 病室の布団にて)

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2017年2月27日(日)
晴れ時々曇り 最高気温6度 最低気温ー1度/あの日から一年がたちました。しわしわだった手は肉づきもよく、握ったり、掴んだり、自分の意志で動かすことができます。一年前のあの日 のことはとてもよく覚えています。可愛くて 温かくて 小さくて。一歳になったモモは、つたい歩きをし、バイバイと手をふったり、歯が8本も生えていて、アオに沢山可愛がってもらい、満面の笑顔でケタケタと声 をだしてわらいます。生まれてきてくれてありがとう。そして、アオくんお兄ちゃん一歳おめでとう。