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【作品設置】金港堂

あまりの緊張に今朝も変な夢をみました。
無事に設置が終ってほっとしています。

作品設置までの記録[ 2019.12月〜2020.2月 ]
片町beミュージアムという企画の一貫で、作品をお店に展示することになりました。

父も主人もワイシャツを着る仕事をしていない。
だからワイシャツの専門店に行く機会がない。
なのに、今回のお仕事はオーダーメイドの注文もできる歴史あるワイシャツの専門店。1
《金港堂》1932年創業

2019年12月22日
初めてお店を訪れました。重厚感のある什器とタイムスリップしたような室内に心をつかまれました。なにより、歴史がありながら常に新しいことに挑戦している店主 宮谷さんのお話をお聞きすればするほど、このお店に興味がわいてきました。

2地下1F

5気になる専門店ならではの小物。

6生地見本

7オーダーのお客様の型紙

8つまれた布。この布の束を飾るだけでも十分作品なのではないかと思う美しさ。

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スクーター柄のシャツ生地。こんなカワイイ柄もあるんですね。

4店主の宮谷さん。
首からかかっているメジャーが気になります。

そして展示プランを考える宿題をもったまま、年を越すことに。
どうしよう。。。
お店の歴史を作品にしたい。
生地や型紙を素材に作品をつくりたい。
展示場所のショーウインドウはお店の顔。
お店の商品とも共存する必要がある。

大きなタペストリー的作品をつくろうか。でも、窓を塞ぐとお店の中の雰囲気が外に伝わらない。どうしようどうしよう。
いろいろ悩んだ結果だしたプランが下記のようなモビール作品。
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2020年1月初旬
キュレーションの金谷さん(アートグミ)にまずは相談。
そして、店主 宮谷さんにも。
無事にOKをいただき、いよいよ実制作にとりかかります。

2020年1月中旬
ここで問題が。
小さなサイズのモビールは作っていましたが、この大きさのモビールをつくったことがない。支持体の素材はどうしたらいいのか、ロゴにある船をどのようにつくるべきか、試行錯誤が続きました。

11素材 布、アクリル、造花

12素材 レース

13船の帆の部分

10アトリエの壁

パーツを作って、バランスを見ながら組み立てて、、、
ひたすらその繰り返し。

2020年2月中旬
そして完成したモビール作品がこちら

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タイトル《story》2020年
作品の一部に金港堂の店主 宮谷さんのお顔を型紙に刺繍しました。

2020年2月15日 搬入日
梱包して搬入にむかいます。
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撮影クルーが見守る中、みんなでわいわいと設置します。
あーでもない、こうでもない。
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作品設置後、宮谷さんが作品をみながら商品を飾り空間を作り上げて下さいました。
搬入が終わり、みんなが笑顔で作品をみてくれている。
本当によかった。

《金港堂のインスタに設置の様子がUPされています。》
https://www.instagram.com/kinkodo/

これから長らく金港堂に展示してあります。
みていただけたら嬉しいです。